打田翠個展
2022.06.03
打田翠さんの個展
明日から始まります。
13時まで
要予約ですが
12:00〜のお時間に
まだ少しだけ
空きがございます。
Instagramダイレクトか
お電話で引き続き
ご予約承ります。
025-201-9252
***********************
打田翠個展
2022.6.4(土)〜6.12(日)
Open 11:00-18:00
※4日(土)のみ 13:00まで要予約
※7日(火)休み
オンラインストア
7(火)18:00〜
**********************
6/4(土)13:00以降〜は
予約不要です。
打田翠個展 初日予約
2022.05.28
昨日来てくれた
打田さんファンの方に
個展の作品をチラッとお見せしたら
「うわー神がかってます」と
目を輝かせて
喜んでくれました。
本当に
神秘的な美しさです。
質感 重み 温度
写真ではどうやっても
伝えきれないので
是非実物をお手に取って
ご覧下さいませ。
初日のご予約は
本日5/28(土)11:00〜承ります。
ご予約方法は下記をご覧くださいませ。
*********************
打田翠個展
2022.6.4(土)〜6.12(日)
Open 11:00-18:00
※4日(土)のみ 13:00まで要予約
※7日(火)休み
**********************
\6/4(土)のご予約について/
•メール ozasa215@gmail.com
•Instagramダイレクトにて承ります
ご予約の際には
・お名前(フルネームで)
・電話番号
・人数
ご記入くださいませ。
①11:00〜11:45
②12:00〜12:45
6/4(土)13:00以降〜は
予約不要です。
どうぞ宜しくお願い致します。
お宅訪問Yさま【捨てる必要のないもの選び】
2022.05.27
インテリアの仕事からうつわやになって丸8年。
性格的に前の方が良かったと
思うことは全くないのですが
(過ぎた事は振り返らない潔さ大事 笑)
そんな私でも
一つだけ、前は良かったなと思う事があるのです。
それは色々なお客様のお宅訪問ができたこと。
家具、絨毯のお届けやコーディネートなどで
お邪魔する機会が多かったのです。
お宅訪問、楽しいですよね。
インテリアってその人の生きてきた証や
価値観を少し覗ける感じがして。
おしゃれな家がいいとか、こだわった家具がいいとか
そういうことではなくて
ものを選ぶ基準にその人らしさが出る。
色々な生き方があって色々な選び方がある。
みなさんのこだわりの暮らしに触れる機会は
とっても楽しかったのです。
そんな訳で久々にお宅訪問。
どんな風にうつわが馴染んでいるのか。
覗かせていただきましたよ。
記念すべきお宅訪問
第一回目は
自分の心が動かされたものを丁寧に吟味しながら集め
心地よく暮らしているYさんのお宅です。
明るい光が差し込む大きな窓と木の温もり。
開放的でスッキリとした空間に並んでいる家具や道具の
一つひとつがどれをとってもうっとりする美しい佇まい。
素材、かたち、質感などじっくり吟味して選ばれ
大切に愛着を持って使っていらっしゃる様子が見て取れます。
その空間の中に打田翠さんのうつわも溶け込んで
気持ち良さそうに並んでいました。
「使い勝手が良くて、飽きがこないものが好きです。
打田さんの作品はツルッとした質感と
どこから見ても美しいかたちが気に入っています。
道具も洋服も何でもそうなのですが、物を捨てられない性格なのです。
小さい頃から物を捨てるという感覚があまりなかったかもしれません。」
このスッキリとした空間からは思いも寄らない言葉。
色々お話を伺う中で、Yさんは昔から
捨てる必要のない物選びをされているのだと気が付きました。
ダイニングの照明は
大橋保隆さんに特注で作っていただいた
鎚起銅器のランプシェードです。
デザインからサイズ感まで
全てYさんのご依頼通りに制作しました。
大きさも雰囲気もこの空間にピッタリ。
物心ついた頃から、長く使うことを前提に
身の回りのものを丁寧に選び
自分の欲しいもの、
必要なものを具体的にイメージすることができるYさん。
「欲しいと思ったものが見つからない時は
見つかるまで我慢しますね。
探していたものが見つかると即決で買ってしまうので
この椅子を買った時、友人たちはびっくりしていました。」
お気に入りの北欧ビンテージチェア。
ソファの脇には、さりげなくお手入れ用のブラシが置かれていました。
(そしてこのブラシがまた素敵でした!写真撮れば良かった〜)
シンプルだけど作りの良い物。
経年変化を楽しめるもの。
自分が心地よいと思えるものを
妥協せずに丁寧に選び大切に手入れしながら使う。
ここにある道具はみんな幸せですね。
「でもうつわはつい衝動買いしてしまいますよね〜。
たくさんありすぎて収納スペースがないのに欲しくなっちゃう」
最後はそんな風に言っていただきました。
楽しいお宅訪問。
Yさんありがとうございました。
第二回目も近日公開予定です。
打田翠個展【初日予約について】
2022.05.27
空間を和ませてくれる
打田翠さんの作品。
単体で見ると
凄く力強さを感じるのに
どんな空間にもすっと溶け込む。
それはきっとこの美しい曲線が
もたらしてくれる効果なんだろうな…
打田翠さんの個展
初日6/4(土)のみ
13:00まで
要予約となります。
初日のご予約は
5/28(土)11:00〜
メールにて受付です。
ご予約方法は下記をご覧くださいませ。
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打田翠個展
2022.6.4(土)〜6.12(日)
Open 11:00-18:00
※4日(土)のみ 13:00まで要予約
※7日(火)休み
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\4(土)のご予約について/
予約受付は
5/28(土)11:00より
メールにて受付
•メール
ozasa215@gmail.com
ご予約の際には
・お名前(フルネームで)
・電話番号
・人数
ご記入くださいませ。
①11:00〜11:45
②12:00〜12:45
6/4(土)13:00以降〜は
予約不要です。
どうぞ宜しくお願い致します。
打田翠【interview】後編〜ゆっくり進んでいく中で見えてくる景色〜
2022.05.23
真っ暗な闇が薄らいでいき少しずつ現れる白い光。
その光がどんどん闇を吸収して 夜と朝が入れ替わる瞬間の空。
夜でもあって朝でもある。
その曖昧な時間の中に僅かに見られる
美しいグラデーションの空をぼんやり眺めていると
打田さんの花器を思い出します。
釉薬で色をつけるのではなく
籾殻を敷き詰めたさや鉢の中で
焼き加減をコントロールする事によって
このグラデーションは生まれます。
当然ながら、人間の手で100%コントロールすることは不可能で
最後は自然の力に任せるという神秘的な作り方です。
同じ作品は二度と作れない。
ほんの僅かな違いで異なる色合い。
美しいグラデーションが生まれるまでの過程を中心にお話を伺いました。
小笹)以前工房へ伺った時は
こんなにさや鉢はなかったように思いますが…
すごく増えましたね。
これはランドスケープや楽焼を作る時に使うものですよね?
打)そうですね。微妙なサイズ感の違い
(作品を入れて周りにどれだけ空間が生まれるか)
によって 色合いが変わるので、こんなに数が増えてしまいました。
小)しかもこれ…既製品ではなくて手で作っていますよね?
打)以前作ったものが使えることもありますが
大きい作品になるとそれに合わせて作った方が早いのですよね。
実は一度使ってしまうと2回目以降は
焼いた時に作品とさやの収縮率が変わるので
その分を計算して焼き方をコントロールしなければならないのです。
作品とさや鉢を同じ土で作れば
焼いた時も同じように収縮してくれるのですけどね。
そのあたりがとても難しいです。
小)それぞれの収縮率が違うと色合いも違うものになるのでしょうか。
打)そうなのです。全然違うものになりますね。
考えるとゾッとしますよね 笑
5年前のヒメミズキでの個展では
コバルトを土に混ぜた青の調整がまだ上手くできませんでしたが
最近はコントロールして、結構良い感じに焼けるようになってきました。
小)打田さんは釉薬を使うのではなく
あえて大変なこの技法で色を出す事を選んでいますが
釉薬を使わない理由はありますか?
打)質感ですかね。焼締の質感が好きなのです。
楽焼は透明釉もかけていますけどね。
質感、重さ、かたち、色合い
全体のバランスが美しいなと思えるものを作りたいと思っています。
(※楽焼は銅などの金属粉を粘土に練り込み、かたちを成形したあとに1000度の窯で焼成。
熱いうちに窯から取り出して籾殻の中に入れていぶし水で急冷する事で、独特な色合いを生み出しています)
小)柔らかそうですが硬くて 、何だか美味しそうに見える
このうつわも素敵ですね。最近作られているものでしょうか?
打)はい。花器やオブジェだけでなく
うつわも色々作りたいと思っているのです。
最近作っているこれは手捻りではなくて
自分の作るイメージよりも大きめにタタラでかたちを作った後
好きな曲線になるように少しずつ削り出しています。
小)これもまた厚みがあって土を乾かすのに時間がかかりそうな…
打)そうですね。ゆっくり乾かしていくので結構時間がかかるかもしれません。
やっぱり少しずつ進んでいくのが自分の性格に向いているみたいですね。
ゆっくりと少しずつ
自分の中の美しいと思える感覚を探り
対話しながら生み出される作品。
目に入った瞬間にはっと心が動かされるような自然の風景のように。
持っているとそれだけで落ち着くお守りのように。
そんな存在になれるような美しいと思えるものを。
打田さんは今日も変わらず
コツコツ自分と向き合いながら 制作されているはずです。
うつわでありながらうつわだけには留まらない何かを。
打田さんの作品に触れることで
自分の中に眠っている
新しい自分の感覚を見つけられそうな
そんな淡い期待を抱いてしまうのは
きっと私だけではないはずです。
打田翠さんの作り出す世界観をどうぞお楽しみに。
打田翠 個展
2022.6/4(土)〜6/12(日)
Open 11:00-18:00
6/7(火)休み
※作家在廊日6/4(土)
6/4(土)は13:00まで要予約
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打田 翠
1983年 兵庫県神戸市生まれ
2005年 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業
2007年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年〜岐阜県瑞浪市にて制作