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角田淳さんの工房へ

2023.11.02

先月、大分県にある角田淳さんの工房へ伺いました。

たくさんの木々に囲まれた自然豊かな場所に角田さんの工房はあります。

有田や伊万里など、古い器の形を参考にしながら

日々の暮らしの営みの中で生まれる角田さんのうつわは

磁器のうつわでありながら、温もりを感じるものばかり。

ご家族との暮らしを楽しみ、生活を中心にしながらも

陶芸がしっかりとその中に溶け込んでいる。

お二人のお子さんを育て、仕事と家庭を両立しながら

いつお会いしてもハツラツとしている角田さんとお話をしていると

暮らすこと、働くこと、そして生きること

日々を慈しむ気持ちが

ひしひしと伝わってきて

私もそうありたいな…と刺激を受けます。

美術館や博物館へ行ったり

美術書を見たりする中で

昔のうつわの形からインスピレーションを受けることもあれば

生活する中で、こんなものがあったら楽しいだろうなという

閃きから生まれる作品も。

滑らかで美しい曲線とニュアンスのある白色、

洗練された美しい佇まいは私たちの暮らしにも静かに寄り添ってくれます。

工房の見学の後には
角田さんが作ってくださったプリンをいただきました。

キッチンには角田さんのうつわと

陶芸家のご主人 松原竜馬さんが作った土鍋や土瓶が。

陶芸家ご夫婦の素敵なキッチン。

使い込まれた暮らしの道具も一つひとつが美しかったです。

プリンのお皿はヒメミズキでは初めてのご紹介となる楕円皿。

少し深さがあるのでスープや

下にうっすらとソースを敷いてお料理を盛り付けるイメージで作られたそうです。

見た目はもちろん、とっても美味しいプリンでした。

大きな丸いプリンを切り分けるスタイル、素敵だったので私も真似してみたいと思います。

角田さんの個展はいよいよ土曜日からスタートです。

角田さんも初日は在廊してくださいますので、ぜひ会いにいらしてくださいね。

角田淳 個展

2023.11.4()〜11.12()

Open 11:00〜18:00

作家在廊日 4(土) ※4(土)13:00まで要予約

定休日 7(火)

角田淳

1975年 熊本県生まれ

1999年 有田窯業大学校 絵付科卒業

2001年 愛知県常滑市にて制作活動を始める

2015年 大分県にて制作